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PCに向ひて心に移り行くよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば怪しうこそ物狂ほしけれ。
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12月5日(日)


はっきり云って、当初は観るつもりなんか全然なかった。

…というのも昨年末に公開された『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』が、あまりにもトンデモない出来で、
大いに失望させられたからだったのだ。

あまり人に勧められるものでもないが、まァ、機会が在ったら観てみるといい。

きっと、石原慎太郎と西崎義展に、砲丸でも投げつけたくなるからw


そんな訳で、全く興味の向いてなかった『SPACE BATTLESHIP ヤマト』なのだが、
月、火、水曜日と当直に就いていたとき、「SMAP×SMAP」とか、「ぷっすま」とかを観てたら、
主演がキムタクということもあり、公開直前の前宣伝をやっていたのだ。


観てて、思った。
…あれ?面白そうじゃない?

そこで改めて調べてみると、
監督は『リターナー』、『ALWAYS 三丁目の夕日』を手がけた、山崎貴。

『リターナー』は、確かになかなかの出来だった…ちょっとは期待してもいいのか?


…ってことで、本日観に行ってきました。

コレが、なかなか頑張って創られてたのです。

雪が戦闘班所属だったり、佐渡先生が女性だったりと、
「ヤマト世代」には違和感を感じる部分があるにはあるが、1本のSF映画として観るのなら、
100点満点で、85点くらいの評価はできると思います。

でもまァ、単なるリメイクなら、わざわざ実写化で1本の映画にする必要はないんだし、
私としては納得できる設定変更だったと思います。

その設定変更の最たるものは、やはりデスラーとスターシャでしょう。

まさか、あんな風にしてくるとはw
ちゃんと伊武雅刀さんと、上田みゆきさんが演じていたのも、嬉しかったですね。


パンフ
映画を梯子して、『ハリーポッター』も観てきました。

こちらは、『PART2』を観るまで、何とも云いがたいけど1つだけ…。
エマ・ワトソンって、何であんなにどんどん可愛くなるんだろう?w


 追記

12月6日。

この土日で『SPACE BATTLESHIP ヤマト』を観に行ったという人が、職場に何人かいました。

話を聞いてて思ったのは、アニメ『ヤマト』の記憶が鮮明な人ほど、楽しめなかったらしい…ということ。

私の場合、TVアニメ放映時わずかに5歳で、ちゃんと覚えてるはずもなく、
どちらかというと中学生にになってから読んだ漫画原作のほうが、私にとっての『宇宙戦艦ヤマト』でした。

ですから、9歳の頃だったかに観た劇場版が、アニメの『ヤマト』と認識されたものだったし、
TVアニメの総集編だった劇場版は、実は、TVアニメをちゃんと観てないとよく解らない代物だったのだ。

そんな訳で、今回の『SPACE BATTLESHIP ヤマト』を、1本のSF映画として鑑賞できたんだと思います。

最初に波動砲を撃つシーンで、沖田艦長が「失敗したら、死ぬまでだ」と言った後、
古代進が「イーッ」って顔をしますが、「ああ、古代=キムタクでいくのね」…と思ったし、
その後の波動砲を撃ったときのエフェクトとか、効果を観て、
「余計なこと考えずに、素直に観ればいいんだな」とも感じました。

1本のSF映画としては、日本のVFXもココまで出来るようになったんだなと、素直に感動しましたし、
ストーリーも頑張って創られたんだなと感じました。

古代と雪の関係は、唐突すぎたようにも思いますがねw

この映画は、アニメを知らない人のほうが、楽しめるでしょう。
知っちゃってる人は、アニメ版のことは一旦脇に置いといて観ないと「違和感」に振り回されて、
素直に楽しめないと思います。

こだわりも大事ですけど、折角映画を観るんだから楽しんでもらいたいですな。
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