『少女不十分』

２０１３年１月２日（水）


今回、紹介するのは、西尾維新著の『少女不十分』。


登場するのは、小説家志望の大学生と、特殊な価値観を持った少女だけ。

物語は、この大学生が10年後小説家になり、大学生時代だった10年前のことを独白する形で進んでいく。


この話に関しては、妖怪や化物、超能力者といった超常現象とは無縁である。

普通の大学生と、普通の少女しか出てこない。
ただ、少女の価値基準が、一般的とされるソレとは異なるというだけで…。

まァ、この「だけ」が、『少女不十分』という物語の核だ。

少女が、何故そのような価値観を抱くに至ったのかは、物語終盤、あっさりと発覚する。

言い換えれば、物語終盤まで意味不明のまま、少女と主人公の奇妙な関係が続くのだ。


…とは云え、とりあえずオチはつく。

どちらかと言えば、ハッピーエンドだろうと思う。


しかし、本当に「エンド」なのか？

実のところ、2人の物語は始まったところなのだから。

Ginjishi style calendar

    ２０１３年１月１日（火）


はい、巳年です。

本年も昨年同様、マイペースを貫きますので、ご了承の程をｗ


さて、2013年一発目の記事は、MMD関連から。


昨年10月くらいから、日付画像を募集してた「銀獅モデルカレンダー」の1～4月分が配布になりました。

私も8作品ほど応募させてもらいましたが、その内の6作品が「3月」に使われておりますよ。


なるほど。
トランプの「J・Q・K」は、こういう使い方にしましたかｗ

1～4月、どれも良い出来になっております。

個人的には、4月が面白くて好きですね。


今日から使えますので、気になった方は、是非どうぞ→此方へ！！

『義母と娘のブルースFinal』

２０１２年１２月３０日（日）

久々に、マンガの紹介なんぞ。



先ずは、桜沢鈴さんの『義母と娘のブルースFinal』。

「Final」というからには、コレ以前の作品も当然あるのですが、前巻には巻数の表示も無かったし、
物語的にもきり良く終わってたので、既に完結してる話だと思ってたのです。

だから、本屋で「Final」を見たときは、一瞬「あれ？」っと思ってしまいましたｗ

この作品は、4コマ漫画の体を取っていますが、その実、しっかりとしたストーリー漫画。

その上で、4コマ漫画としての面白さも、きちんと内包してるという、なかなかの良作だったりします。

ストーリーも秀逸で、切なさと温かさが、じんわりと心に浸み込むような…そんなお話。


是非、2冊揃えて読んでもらいたい作品。

読了後、きっと優しい気持ちにさせてくれるものと思います。



次に、御徒町鳩さんの作品、『ファンタジー』。

設定にはSFチックな要素があるものの、話の本筋はエゴイズムとか心の問題のお話です。

14歳の少女と、定年間近59歳の刑事の心の寄り添いが主題。

読み返すうちに、何かが心の奥底にひっそりと溜まっていくような感覚を味わいました。

繊細で傷つきやすくて痛ましくて幸福な人間関係…と誰かが評してましたが、
コレが解り易く内容を示してるかも知れません。

あと、ちょっとエロティックｗ



最後に『ビブリア古書堂の事件手帖』。

以前、三上延さんの原作小説の方を紹介させていただきましたが、今回は漫画版です。

角川書店出版はナカノさんが描き、講談社刊の方は交田綾さんが作画をしておりますが、
私は断然、後者を推薦したいと思います。

角川版は表紙こそ原作のイメージですが…第1話も未だ、原作寄りの印象ですが、
栞子さんの見た目がどんどん幼くなっていき、何だか表紙詐欺に遭ったかのような点がマイナス材料なのでしょう。

その点、講談社版は「美人」と描写している原作のイメージに近いと云えます。

栞子さんは、仕草や表情が可愛いのだと…。

単純に、画力も交田さんの方が上ですしねｗ


ところで、『ビブリア古書堂の事件手帖』ドラマ化らしいですね。

配役が決まった時点で、すっかり興味を失ってしまいましたが…。

和風で丸っこい顔のイメージの栞子さんには、確かに美人だが大陸系の顔付きな剛力。
AKIRAは筋肉質ではあるが着痩せするし、「ガタイがいい」五浦には、ちょっと見えない。

栞子さんは、せめて長髪にしろよ。

480万超再生ボカロ名曲「千本桜」ミュージカル化！

２０１２年１２月２９日（土）


黒うさPの『千本桜』と云えば、ニコ動では知らぬ者が居ないとさえ言える大ヒット作である。
それがこの度、「ニコニコミュージカル第10弾」として舞台化されるらしい。

突然、こんな話を始めたのには、訳があるのだ。


事の発端は、今月始めの12月3日に遡る。

受信ボックスに、見知らぬ差出人からのメールが届いた。
また、いつものスパムメールかと思ったら、どうも様子が違う。

---

ToM96Aiber 様

突然のメールで失礼致します。
niconicoを運営している株式会社ドワンゴのF.I.と申します。

ToM96Aiber様がniconico上で公開されていた
「【MMD】千本桜 躍らせてみた【ミク・KAITO・レン】（sm17362559）」の
修正されたミクのMMDデータを
12月のniconicoの公式イベント＆番組で使用させていただきたく、
メールさせていただきました。

今回使用させていただくイベントは、「千本桜」を題材にしており、
主なターゲットは女性となっております。
イベント中、LED画面に投影し、
セリフを喋りながら動いてもらう予定です。
（実際の人間との絡みあり）

「千本桜」のPVの中で、最もミクが凛々しく、
かわいいだけではなくかっこ良い動画を探しておりましたところ、
ToM96Aiber様の動画を見つけました。

桜の夜のやぐらでカイトとレンを従えて踊る、
スタイリッシュで幻想的な動画もさることながら、
ブログに書かれていらっしゃったように、
胸を揺れないように修正した、というような細やかな気配りが
この凛々しいミクの重要なファクターだと思い、
ぜひこのミクのデータを使用させてほしいと思った次第です。

よろしければ、使用を許可していただき、
MMDデータを送付いただければ幸いに存じます。
なお、元データ配布元であるもものは様には別途許諾を申請しております。

お手数をおかけして恐縮ですが、
ご返信をお待ちしております。


株式会社ドワンゴ
CF事業部　第3セクション 二コミュグループ
F.I.

---

…。
…。
…。
…。

ええ！？


かなり、驚きました。

もうね、最初は、何の詐欺かと思ったくらいですｗ

このMMDモデルデータに関して、私は物理演算と剛体の設定を弄っただけにすぎず、
ちゃんとした形にされたのは、ふしみ人形（もものは）さん。

ふしみ人形さんの方で問題がないのなら、私としては是非使ってもらいたいくらい。

翌日には、データをドワンゴ様にお渡しできたというスムーズさでしたｗ


それから当分の間、音沙汰も無く、私自身も忘れかけてた本日、再度F.I.様から連絡がありました。

---

ToM96Aiber 様

お世話になっております。ドワンゴのF.I.です。

先日お借りしましたMMD千本桜ミクの素材につきまして、
使用する番組の情報解禁が済みましたので
ご連絡させていただきます。

◆2013年1月10日(木)13:00～
◆ミュージカル「千本桜」キャスト発表・記者会見
http://live.nicovideo.jp/watch/lv120349218

上記番組にて、MMD素材を使用させていただきます。

12月中の番組とお伝えさせていただいておりましたが、
年明けの10日になりました。

ご確認何卒宜しくお願いいたします。


株式会社ドワンゴ
CF事業部　第3セクション 二コミュグループ
F.I.

---

ん？
…あれ？

---

480万超再生ボカロ曲「千本桜」ミュージカル化!

初音ミクが歌う「千本桜」世界をKAITO主役のオリジナル

ストーリーに脚色

主役KAITOの加藤和樹・お相手の初音ミクは誰？！

---

……とかって…。

小さなホールとかで、ちょろっと何かするようなイベントを想像してたのに…妄想以上にイベントでかい…。

主演、加藤和樹とか、何の冗談だ？

しかしながら、沸々と湧き上がってくる、この嬉しさったらｗ


今回の件について、確かに私が関与したのは些細なことですが、
底辺ながらも1人のクリエイターとしては、実に誇らしい気分にさせられるものです。

…と云うか、この舞台、観に行きたいなｗ




上側の動画を観て、採用を決めてくれたようですが、提供したモデルデータは下側の動画のもの。

実は、モデルデータを上書きしてしまい、上側の動画データはMMDで開けなくなってしまっているのだｗ

怪しい人ではありません

２０１２年１２月２８日（金）

引き続きウォーキングの話なのです。


散歩に毛が生えた程度のものなので、ジャージを着込んで「如何にも」という感じなのは気恥ずかしい。
かと云って、それなりの速さで歩くわけなので、ダウンとかだと暑過ぎる。

…とゆーことで、パーカーを買ってみた。


風が強い日は頬っぺたが強張ってたが、フードをかぶると結構暖かい。

音楽を聴きながら歩いてるので、イヤホン隠しにもなる。


ただ、こうして見ると、割と怪しい感じ…。

何年か振りに、職務質問とか受けるかもなぁｗ



さて、昨日も書いたのだが、このところ割りと遠くまで歩きに言ってるわけだ。
本日は、R1まで出てみた。

そして思ったのが、最近の道路事情。

全く、歩行者に優しくない……ということ。

駅前や、繁華街などだと、それなりに歩道とか整備されているけれど、
国道のような幹線道路や、ちょっと大きめの県道やらは歩道が狭いか、酷いと無かったりする。

新しく整備された道路とかだと、立派な歩道が備えてあるのだが、
古くからある道路の場合、車道が優先で、歩道が犠牲になってる場合がほとんどである。


自転車に乗ってるときも思うのだが、法を整えるよりも先に、道路事情を改善しろ…とｗ