忍者ブログ
MASTER →  ADMIN / NEW ENTRY / COMMENT
PCに向ひて心に移り行くよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば怪しうこそ物狂ほしけれ。
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カウンター
BGM
♪虎視眈々(2013)
歌手:柿チョコ・ヲタみん・ゆいこんぬ

カイ式リッちゃんで。キレ音源


♪有頂天ビバーチェ(2013)
歌手:GUMI

まめg…じゃなくてランカよ!


♪WAVE(2012)
歌手:波音リツ・重音テト

10/12、リッちゃん誕生日おめでとう!


♪虚数ラバーズ(2010)
歌手:重音テト

10/10は、テトの日。2014。


♪いーあるふぁんくらぶ(2012)
歌手:そらる・ろん

パオリンもおじさんも可愛い♡


最新トラックバック
ブログ内検索
アクセス解析
バーコード
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2013年1月26日(土)

篠川栞子
「配役が決まった時点で、すっかり興味を失って」いた『ビブリア古書堂の事件手帖』だったのですが、
同僚が録画してたのを観る機会がありました。

正直なところ、全く期待してなかったのに、予想外に巧くドラマに仕立てたものだなぁ…という感想。

しかしながら、ソレは「ドラマとしては」であり、『ビブリア古書堂の事件手帖』のドラマ化としては、
完全に失敗していると云っても、過言ではない気がします。


『ビブリア古書堂の事件手帖』とは、「本好き」の古書店オーナーと、
本を読みたいけれど、過去のトラウマにより「読めない」青年の、本にまつわる噺である。

その前提が、先ず崩れているのである。

演技の上手い下手以前に、剛力演ずる栞子が「本好き」に全く見えない。

普段はコミュニケーション障害並みに口下手な栞子(原作)が、本のコトとなると途端に饒舌になる様は、
本当に本が好きなんだなぁ…と思わせる演出として(ベタではあるが)、非常に効果的である。

それに比べれると、ドラマの栞子は常に淡々と喋り、感情の起伏そのものが薄いように見えるのだ。

剛力は滑舌が悪いので、あのゆっくりとした喋り方だと、更に拙く感じるのもマイナス点。


五浦にしても、原作では「本当は読みたい」のであって、ドラマのように読めなくても良いとは言っていない。
(祖母の手前、そういう建前を言ったことを除けば)

詰まり『ビブリア古書堂の事件手帖』は、「本好きたちの話」という前提が、無視されてるのだ。


これは想像だが、演出の方々はあまり本が好きではないのだろう。

第1話のオープニングで、本棚から古書をバタバタと落とすシーンを平然と流してしまう連中である。
少なくとも、古書に思い入れがあるとは感じられない。

ビブリア古書堂も、古書店にしては明るすぎる。

本の天敵である日光が、あんなに燦々と窓から入ってくる「本好き」の古書店はない(と思うw)。

栞子の祖父と父に関しては、「本好き」との言及は無いが、
古書を扱う者なら、最低限あんな大きな窓には分厚いカーテンをかけると思うのだが…。

ノスタルジックな雰囲気を醸し出したかったのだろうが、それなら舞台は図書館で良かったはずだ。


姉妹(女)2人だけだったところに、五浦(男)が入ってくるという面白さも、
妹→弟への変更、志田の同居で、完全に消し去られてしまってるしねぇ。


『ビブリア古書堂の事件手帖』である必要は無かった…というのが、第2話までを観た感想。

別に、設定を変えるのは、構わないと思う。
…と云うか、文章と映像では表現方法が違うのだから、変えた方が自然だろう。

しかしながら、先にも書いたように「本好きたちの話」まで変えてしまっては、原作がある必要も無い。

オスカーに剛力を捻じ込まれた(と思ってるσ(=∀=)時点で、半分終わってた企画を、
なんとかドラマとして、立て直したのは評価するのだが…。

志田が『落穂拾ひ』を好きな理由も、原作より突っ込んでて、しかもそれなり説得力あったのに…。


なのに、主役の2人が、全然「本好き」に見えないのだ。

崖から、例えば肉親と稀覯本が落ちそうなら、(逡巡はしても)本を取りに行きそうな、
『R.O.D』の読子・リードマンにも通ずるところもありそうな栞子なのに…。
(ちなみに読子は、本能で本を取りに行くだろうw)


ドラマとしても破綻していれば、こんな愚痴を言うつもりじゃなかったのに、
なまじ脚本が良かっただけに、演出が酷かったのがショックだったのです。

篠川栞子
原作者もお気に入りの、講談社版栞子。
PR
≪  1225  1224  1223  1222  1221  1220  1219  1218  1217  1216  1215  ≫
HOME
Comment
( ゜Д゜)!!
あいばーさんがドラマに対して苦言を申しておられる!
テレビとは無縁の暮らしをしていると思ってたのに意外や意外。
しかしどうも拒否反応からか他からの意見も盛り込んでらっしゃるようにも見える~。いいんだけどw
ところでこのドラマ、原作を知らないんだけどあんなに完全に予想が的中するもんなの?どこぞのニコラス・ケイジの映画みたいだなーて見てて思ったw
びらく 2013/01/28(Mon)23:34:52 編集
コメントだんだんなのです!
暇だった時に、たまたま録画を観る機会があったもので…。

要らんコト書いちゃったかなぁ…とも思ってるのですが、
一度出しちゃったものを、引っ込めるのもなんだし…と思ってる次第。

自分自身では気が付いてなかったけど、ビラさんが言うように「拒否反応」だったのかも。
OPの、「本がバタバタ」のシーンは、そのぐらいショックだったのですよ。
「本好き」たちの話なのに、本の扱いが雑すぎる……と。

単純に「ドラマ」だけ観るならば、スタッフは頑張ってると思います。
「本好き」なら、観るに耐えんだろうな…ってだけで。

ところで、栞子さんのは「推理」ではなく、「妄想力」か「超能力」だと思います。
まァ、詰まるところ伏線も何も無い、ご都合主義な話なのですw
2013/02/01 18:09
(・ω・)
「じっちゃんの名にかけて!」とかもそうですが、最近は完全オリジナルのドラマってないですよねぇ。
あー、でもライアーゲームは面白かったかも。多少強引に捻ってるとこはありましたが。
しぇる 2013/02/01(Fri)16:01:33 編集
コメントだんだんなのです!
オリジナルだと、
客の関心度が低いのでキャストとかで視聴率を稼ぐ必要があるけど、
そうすると、コストがかかる…というジレンマがあるのですよ。
最近はスポンサーも、なかなかに渋いですからね。

ライアーゲームは観たいな…と思ってたんだけど、機会が無いまま時機を逸してw
2013/02/01 17:57
この記事にコメントする
お名前:
URL:
メール:
文字色:  
タイトル:
コメント:
パス:
忍者ブログ [PR]